第489号

埼玉県医師会定例代議員会速報

平成30年6月14日(木)、埼玉県県民健康センター2階大ホールにおいて、第168回埼玉県医師会定例代議員会(出席代議員数152)が開催された。齋藤議長が会議の成立を宣し、議事録署名委員の指名に引き続き、金井会長が挨拶に立った。

議  事 第1号議案 平成29年度埼玉県医師会収支決算に関し決議を求める件
     第2号議案 平成31年度埼玉県医師会会費等賦課徴収に関し決議を求める件
      第3号議案 埼玉県医師会理事(会長、副会長、常任理事、理事)の選任に関し決議を求める件
      第4号議案 埼玉県医師会会長、副会長、常任理事の選定に関し決議を求める件
      第5号議案 埼玉県医師会監事の選任に関し決議を求める件
      第6号議案 埼玉県医師会裁定委員の選任に関し決議を求める件

  第7号議案 埼玉県医師会顧問の委嘱に関し決議を求める件 第1号議案では、神田常任理事の説明と佐藤監事の監査報告、第2号議案では神田常任理事の説明があり、それぞれの議案について原案どおり決議した。 第3号議案では、会長及び常任理事候補者は定数どおりの立候補であったため、選挙は行われなかった。副会長候補者は定数3人のところ5人の立候補であったため、投票で3人に決定した。理事候補者は定数32人以内のところ31人の届出であったため、選挙は行われなかった。以上、44人(会長1、副会長3、常任理事9、理事31)を理事として選任することで決議した。 第4号議案では、第3号議案で選任された理事のうち、会長、副会長、常任理事の選定について決議した。 第5号議案では、監事候補者は定数3人以内のところ3人の立候補であったため選挙は行なわれず、監事に選任することで決議した。 第6号議案では、裁定委員候補者の届出は30人で定数内であったため、30人を選任することで決議した。 第7号議案については、元埼玉県医師会長の吉原忠男先生に委嘱することで決議した。  


金井会長挨拶

 現在の医療界にはいくつかの大きな課題があります。第一が高齢社会に向かって増加する医療費財源の問題です。医療費抑制策として、社会保障費自然増への制限や今回の診療報酬改定のような大きなネットマイナス改定が繰り返されると思います。財政審はこのような状況から給付率を調整する仕組みが必要と言っています。医療の財源は、税金・保険料・患者負担の3つの合計ですが、国からすれば動かしやすいのは患者負担だと思います。給付率を調整するというのは患者負担を動かす(多くする)ということと理解いただければいいと思います。しかしこれは国民皆保険制度を大きく揺るがしかねず、我々はこれを危惧しています。

 また、財政審は、診療所や医師の配置や高額医療機器への設備投資などの医療提供体制をコントロールする仕組みも必要と言っています。これらはすべて国から言われていることであって、医師会側から言っていることではありません。今まで多くのことがこうして強行されてきました。これからはそれではいけない、医師会が自ら行うということで、日本医師会も努めていくようです。 機能分化・連携が言われていますが、今、地方においてはかなり取り組みが進んでいます。自ら考えた取り組みで、国の考えより実践的で有効であると思います。専門医制度をどのようにしていくかとの議論は30年間も続き全く結論が出なかったものが、厚労省内にあり方検討委員会が設置されると、3年間で専門医機構が出来てしまいました。医学部定員は2008年から増やし続けて1,795人増となり、現在9,420人です。これでは医師過剰時代が確実にやって来る、世界一医師が多い国になるとさえ言われています。しかし、2020年~21年度は現状維持とし2022年から減らしていこうという議論が始まるようです。遅すぎるのではと感じます。

 医師の働き方改革等も医師数と関係があります。勤務医が過重労働で疲弊し開業するため勤務医が不足し、地域によっては開業医が飽和状況にあると聞いています。勤務医が大変なので、勤務医のための方策を政府も何か考えなければと提案しています。 今後も先生方からご意見を頂戴しながら日本医師会に働きかけていきますので、ご協力をよろしくお願いします。


報 告

1 平成29年度埼玉県医師会事業報告
  各担当役員から事業報告があった。(詳細は「埼玉県医師会誌」に掲載予定)

~ 結 果 ~

◆埼玉県医師会会長  金井忠男(5期目、所沢市)

◆埼玉県医師会副会長 (氏名は得票順)  利根川洋二(浦和)、湯澤 俊(大宮)、神田 誠(春日部市)

◆埼玉県医師会常任理事 (氏名は公示順)

 廣澤信作(狭山市)、徳竹英一(川口市)、水谷元雄(浦和)、桃木 茂(大宮)、松山眞記子(比企)、丸木雄一(さいたま市与野)、登坂 薫(越谷)、松本眞彦(草加八潮)、長又則之(熊谷市)

◆埼玉県医師会理事 (氏名は公示順)

 桐澤重彦(浦和)、長江 厚(川口市)、飯島竜之(大宮)、齊藤正身(川越市)、小林敏宏(熊谷市)、川嶋賢司(行田市)、平澤秀人(所沢市)、金子健二(蕨戸田市)、小室保尚(北足立郡市)、今村惠一郎(上尾市)、滝澤義和(朝霞地区)、渋谷和治(草加八潮)、澁谷純一(さいたま市与野)、寺師良樹(入間地区)、土屋 崇(飯能地区)、井上達夫(東入間)、田中政彦(坂戸鶴ヶ島)、風間浩美(狭山市)、野崎信行(比企)、松本 郷(秩父郡市)、鈴木和喜(本庄市児玉郡)、正田政一郎(深谷寄居)、太田万郷(北埼玉)、斎木徳祐(南埼玉郡市)、原 直(越谷市)、中村靖史(春日部市)、丸山泰幸(岩槻)、野口寿一(北葛北部)、小笠原忠彦(吉川松伏)、草彅博昭(三郷市)、竹並 麗(北足立郡市)

◆埼玉県医師会監事 (氏名は公示順) 石井秀夫(川口市)、新井治男(北埼玉)、玉城吉郎(上尾市)

※任期:平成30年6月14日~平成32年の決算代議員会の日


金井会長ホットライン は下記あてに
    ファックス:048-824-3630
    
携帯電話:090-7415-2237
    E-mail:kaichou@office.saitama.med.or.jp
    


  最近のトピックス 

1☆骨太2018、皆保険「国民の安心と経済成長の礎」☆

※1
 
自民党と公明党は6月12日、政府が修正した「骨太の方針2018」について政調会長に対応を一任。修正版では、「国民皆保険」の項目を新設。「世界に冠たる我が国の国民皆保険は、国民の健康を増進し、国民の安心と経済成長の礎となってきた。新しい時代に対応した全世代型社会保障を構築するとともに、国民皆保険を維持、次世代に継承し、国民の暮らしにおける安心と安全を確保する」との記述を追加した。



2☆ 骨太の方針2018と成長戦略を閣議決定 ☆

※2
 6月15日の臨時閣議で、「経済財政運営と改革の基本方針2018(骨太の方針2018)」と成長戦略の「未来投資戦略2018」を閣議決定。経済・財政再生計画の新たな工程表を2018年末までに示す。骨太の方針2018には19~21年度の「基盤強化期間」は目安に沿った予算編成を行う方針。ただし「社会保障は高齢化による増加分が年によって異なることを考慮し、各年度の歳出については一律ではなく柔軟に対応する」と明記。




3☆ 17年の医事関係民事訴訟、前年比13件減の857件☆

※3
  2017年に新たに受け付けた医事関係の民事訴訟は857件で、前年より13件減少したことが最高裁のまとめで分かった。13年以降、800件台で推移している。17年に終局した既済案件は782件(前年比8件減)で、平均審理期間は前年より1カ月延び、24.2カ月だった。数値は速報値。17年の既済案件を終局区分別に見ると、和解が最も多い54.6%、次いで判決が32.5%、取り下げが3.5%などとなった。



4☆ 厚労省、大阪北部地震で災害対策本部を設置☆

※4
  6月18日朝に大阪府北部で発生した地震を受け、厚労省は、災害対策本部を設置し、被害状況や各部局の対応状況などを確認した。大阪府内の病院では、職員不足や医療ガス不足、エレベーターの停止など診療体制に影響が出た。DMATは大阪大と三島救命救急センター(大阪府高槻市)を参集本部として26隊が活動中。大阪府庁内のDMAT調整本部では、計3隊が活動している。医薬品卸販売業に安定供給に関わるような被害情報はなかった。 




5☆ 訪日外国人医療、今年度中に医療機関向けマニュアル☆

※3
  政府の健康・医療戦略推進本部「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に関するワーキンググループ」がまとめる総合対策案の概要が分かった。外国人の受け入れに関するマニュアルを2018年度中に作成し、医療機関や都道府県に周知。外国人観光客向けの適切な診療価格の考え方についてもマニュアルに盛り込む方針を打ち出す。近く発表する見通し。 


(「最近のトピックス」の記事は、メディファクス※1:H30.6.13、※2:H30.6.18、※4:H30.6.19、日医FAXニュース※3:H30.6.15各号より抜粋)


**次回のFAXニュース送信は7月14日の予定です。


★★ 役員会議等の資料について ★★
 役員会議等の資料を埼玉県医師会ホームページの会員ページ (http://www.saitama.med.or. jp/kaiin/bunsyo/index.html)に掲載しています。
トップページの会員向けページ「郡市通知事項」からも閲覧できます。(会員ユーザID、パスワードが必要)
※問合せ:総務課(TEL 048-824-2611代)

埼玉県医師会は5月1日~10月31日の期間、クールビズを実施しています。期間中、来館の際には軽装で結構です。


★★ 団体定期保険の加入者募集中 ★★
 加入対象は65歳までのA1、A2Bの先生方です。この生命保険は先生方に大変有利な内容となっておりますので、是非ご加入下さい。
※問合せ:医事・学術課(TEL 048-824-2611)

★★ 埼玉県医師国保組合の平成28年度保険料の改定、その他変更点について、組合員宛の通知と埼玉県医師会誌第793号(4月号)をご参照下さい。
※問合せ:医師国保組合(TEL 048-824-2631)





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