第555号

県医師会理事会速報<3月4日>

□金井会長挨拶

●呼吸器・循環器病センター、がんセンター、小児医療センター、精神医療センターの県立4病院が4月1日から地方独立行政法人化します。これに先立ち、平成30年度には県立病院の在り方検討委員会を開き、いろいろな意見が出ましたが、最終的に独立行政法人化したほうがいいであろうという結論に達し、報告書を議会等に提出して、独立行政法人化が決定しました。

 なぜ県立病院を独立行政法人化するのかということですが、政策医療や高度先進医療など不採算部門を担っているためかなりの赤字の状況であるということ、また病院として非常に運営しにくい面があるということがあります。運営しにくい点と言うのは、例えば人の問題です。公務員の定数があり、医師を増やそうとしても議会にかけなければならないという決まりがあり、なかなか増やすことができない面がありました。物品の購入も議会にかけなければならず、動きが非常に悪いという状況でした。独立行政法人化することでこれらが解消できますので、そのほうがよかろうという結論に達しました。その前には例えば、既に独立行政法人化を行った神奈川県や山梨県などにも意見を聞くなど、いろいろと検討を重ねました。

このような流れで、今まで県庁の中には病院局がありましたが、4月1日からなくなり、独立行政法人は保健医療部の下ということになりますので、ご報告させていただきます。
 今日も県保健医療部から出席いただいています。本当に大変な状況にあるかと思います。コロナワクチンについては、本当に供給が追いつくのかということを、前から日本医師会にも言ってきました。日本医師会を介して菅総理、河野大臣にも伝えてもらいました。しかしながら、いまだに改善されない状況です。当県は、国から通知が来たら直ぐにそれにのっとってできるだけ対応してきましたが、国の方針がどんどん変更となり混乱した状況が続いています。

 当初の計画では医療従事者最優先ということでしたが、いつの間にか4月12日から高齢者に打ち始めるという話が出てきました。医療従事者最優先、という話しはどこに行ったのかという事になりますが、今度は突如として370万人の医療従事者に対するワクチンが4月中に届くということです。ただし、医療従事者という定義が曖昧だったため、対象者が100万人程度増えることが分かったそうで、この100万人分についての手配はついていない状況だそうです。
 高齢者についても4月12日からの接種ワクチンはごく僅かで、6月過ぎには何とかするということです。ただし、高齢者は3,700万人という膨大な数ですので、EUの了承が得られればという注釈がついています。接種の期間も来年2月28日までと言っていますが、これも終わらないだろうという話があります。接種については今後もいろいろなことがあるかと思いますが、先生方にはご協力をいただきますようお願い申し上げます。


=========<新型コロナウイルス感染症対策会議について>会議結果をお知らせいたします。(詳細は県医HP掲載)

◆ 第35回 令和3年2月18日(木)午後2時00分~  常任理事会構成メンバー、 県行政(保健医療部 唐橋副部長・秋田企画幹・長橋主幹)

・金井会長;本日も県の方に出席いただいている。まず現状から報告いただきたい。

・秋田企画幹;最近、緊急事態宣言の効果も出てきており、陽性率は11月くらいの水準の3.1%まで下がってきている。陽性者数は、少しずつ下がっている状況であるが、病床の占有率は高い水準で残っている。高齢者施設における感染発生施設数及び陽性者数は、落ち着いてきている。12市において実施した高齢者施設を対象としたPCR検査結果での陽性率は0.03%で非常に低かった。

・廣澤副会長;病院のクラスターが多くなっているが、原因はあるのか。

・唐橋副部長;主に持ち込んでいるのは職員が多くなっている。そこから患者さんに広がっている。

・金井会長;次にワクチンについて説明いただきたい。

・秋田企画幹;2月10日付で「新型コロナウイルスワクチンの接種体制整備に係る医療用物資の配布について」という通知が県に届いた。接種を行うにあたり、マスク等を各都道府県に配布するというもので、各郡市医師会単位に接種対象医療従事者の数により案分する形で配布したい。ワクチン接種体制の確保については、市町村は実施主体であるため、これまでの取り組みと、これから実施しなくてはならない65歳以上の接種に関し、数字をもってシミュレーションすべきということで、そのためのツールを作成し、市町村説明会で説明した。

 最後に昨日、国が都道府県向けの説明会を開催し2つの話しがあった。ひとつは接種順位が上位に位置付けられる医療従事者等の範囲についてで、埼玉は国のスケジュールに則り、接種券の印刷ができるところまできたが、国は医療従事者の定義を変えてきた。全ての助産師が対象となった。県で改めて調査し、配分をお願いしたい。2点目は医療従事者向け接種を実施するための新型コロナワクチンの配分についてで、国がワクチン確保に難航しているようである。先行接種の40万回分は確保しており、第2便も確保できる見込みといっているが、次の医療従事者等向けのワクチンが全国で1000箱と言っていた。実際の配分量は、今週の金曜に示すということである。示され次第、案を作成し相談したい。

◆第37回 令和3年3月4日(木)午後1時55分~  常任理事会構成メンバー、 県行政(保健医療部 唐橋副部長・秋田企画幹・涌井主幹)

・金井会長;本日も県保健医療部の方に出席いただいている。まず現状から報告いただきたい。

・秋田企画幹;現状報告であるが、全体的に落ち着きをみせている。感染経路については、経路不明には凸凹があるが、全体的には落ち着いてきている。

・金井会長;知事がよく、感染経路不明が増えているときはクラスターが減っているときと言っているが、実際に減っているのか。

・秋田企画幹;減っている。

・廣澤副会長;現在、埼玉ではどれくらいの変異株が発生しているのか。

・唐橋副部長;現在、変異株で確定している数は5グループで38件である。全て英国型である。埼玉県では、各衛生研究所でスクリーニング検査を実施しており、1月末から現在まで約300のスクリーングを実施した。市中に広がっている状況はないと認識している。

・金井会長;次にワクチンについて説明いただきたい。

・秋田企画幹;ワクチン分配は地域の考え方で決めていただいて問題ない。原則、コロナの受け入れ病院にいくようにしているところが多いと思うが、他の場所にも分け合っていくという考え方で動いている地域もあり、限られたワクチンを色々な切り口で分けることは良いことだと思う。また、県民向け相談窓口を3月1日に開設し、1日20件ほどの相談があるが、接種時期等、現時点では答えられないような相談が多い状況である。一般的な相談は市町村が窓口を設置することとなっており、3月中旬頃には県のホームページでとりまとめ、案内できるようにしたい。医師向けの副反応等への対応についてもチラシを作成した。ワクチン接種後、時間が経過してから不具合がでてきた場合等で、対応困難な場合に、大学の4病院に相談できる仕組みを案内している。4病院については、医療医機関名は公表しているが、連絡先等は医師が連絡するものであり、一般県民には公表していない。

・金井会長;続いて埼玉県診療・検査医療機関について、説明いただきたい。

・秋田企画幹;先生方には風評被害などの懸念がある中、埼玉と高知だけが医療機関名を公表し、協力いただいている。その結果、誰でも容易に受診ができ、陽性者が多いときでも、陽性率を低く抑えることができた。インフルエンザ流行期に備えてということで、お願いをしたが、インフルエンザは流行らなかった。しかし、新型コロナが現在、緊急事態宣言まで拡大している中、非常に貢献度が高かったと思っている。今でも徐々に申請が増えており、3月3日時点で1,190となっている。令和3年4月以降の診療・検査医療機関について、国が示した方針としては、新型コロナが流行っている中で、発熱者に適切に対処するという観点から、指定を解除せず、効果を継続させるとのことである。ただし、大変残念であるが、国は、患者が予定より少なくなった場合に補填する補助金は運用を終了し、比較的自由に使用できる上限100万円の補助金は、令和2年度中に補助金を受け取っていない先生方は、令和3年度事業で追加募集をするとのことである。結論から言うと、補助金はなくなるが、制度は継続するということで、大変恐縮であるが、県民のアクセスが確保でき、陽性率も低く抑えられているということもあり、任意ではあるが、4月以降も協力いただける先生方については、引き続きお願いしたいと思う。

□□お知らせ□□

1.第9回埼玉消化器がん検診研究会

   日時:令和3年4月24日(土)14:30~
   場所:ソニックシティ大宮9階 906 参加費:無料
   内容:一般演題3題、特別講演1題

   ◆特別講演:消化管がん死亡率を減少させるために必要なこと~マイクロバイオームも含めて~

※問合せ先:埼玉県消化器がん検診研究会事務局  EAファーマ㈱(TEL:048-640-3616)
※日医生涯教育講座3単位(11:予防と保健、27:黄疸、50:吐血・下血)


2.埼玉県立大学研究開発センターシンポジウム2020   公開期間:令和3年2月~7月末予定

   テーマ:地域のつながりの再構築を目指して
   内容:基調講演・講演及びパネルディスカッション
   申込フォーム:https://business.form-mailer.jp/fms/2b7fbff4127411

※問合せ先:研究開発センター(TEL:048-973-4383)

金井会長ホットライン は下記あてに
    ファックス:048-824-3630
    
携帯電話:090-7415-2237
    E-mail:kaichou@office.saitama.med.or.jp
    



  最近のトピックス 

1ワクチン、「5月前半には2回分配送」―河野担当相―☆

※1
  河野太郎行政改革担当相は3月5日、新型コロナウイルスワクチン接種に関する記者会見を開き、当初の想定から約100万人分増加した結果、約480万人になるとした医療従事者等への優先接種について、「5月前半には2回分を含めた必要量の配送が完了することになる」と述べスケジュールを前倒しする見通しを明らかにした。4月までのワクチン配送の詳細も示した。

EUの承認が前提としながらも、「4月中の供給量の合計が8766箱」と説明。医療従事者等への優先接種は、これまで示した3月中の2400箱に加え4月12日の週以降に1回目接種分1200箱以上と、1回目接種を終えた別グループへの2回目接種分200箱の計1400箱以上、19日の週も同じ内訳で1400箱以上を配送する。このうち12日と19日の週に1回目接種分として配送する計2400箱以上の2回目接種分は、5月前半に配送を完了する予定。

●医療従事者、「当面は5回接種の注射器」
先行接種を除く医療従事者等や高齢者に対して、当面の間は1バイアル5回接種できる通常の注射器を活用して接種を始める考えも示した。「注射器と針の確保を進めているが、ばらばらと替えるわけにはいかず、それなりの量を確保できた段階で5回から6回(の注射器)に一斉に切り替えていきたい」と話し、通常の注射器を使わざるを得ないとの見方を示した。余ったワクチンは廃棄する。           

20L資格確認「日本中の医療機関をつなぐ基盤に」   日医・長島常任理事☆

※1
  日医の長島公之常任理事は6日、日医会館で開かれた「医療情報システム協議会」で、今月下旬からの本格稼働が見込まれているオンライン資格確認について「日本中の医療機関をつなぐ安全なネットワーク基盤が構築される」と述べ、医療機関向けのサービスを提供する基盤として期待を示した。厚生労働省によるシステム改修への費用補助の申し込みが今月末で締め切りとなるため、導入を前向きに検討するよう呼び掛けた。


(記事は 日医FAXニュース※1:R3.3.9 メディファクス※2:R3.3.9 各号より抜粋


*次回のFAXニュース送信は、R3年3月20日の予定です。


 ==埼玉県医師信用組合からのお知らせ===============================


★「新型コロナウイルス感染拡大に伴う特別運転資金」取扱について★

 新型コロナウイルス感染拡大による、患者減少に伴う医療機関の運転資金需要に対し、迅速かつ柔軟に対応するため、下記貸出金の取扱開始についてお知らせいたします。


1.貸出条件

  金  額 10,000千円以内
  期  間 5年以内
  利  率 当初3年固定金利0.3%
  措置期間 1年以内
  担  保 原則なし、保証人 原則なし

2.取扱実施 令和2年4月 1日

3.取扱期限 令和3年3月31日


★上記以外の対応についても別途ご相談に応じさせていただきます。
  問合わせ: 埼玉県医師会信用組合融資部 TEL048-824-2651
 

★既存貸出先への対応について

 元本、金利を含めた返済猶予等の条件変更をご希望の方は、埼玉県医師信用組合融資部(TEL 048-824-2651)までご連絡ください。


 ◎お問い合わせは、埼玉県医師信用組合融資部(TEL:048-824-2651) までご連絡ください。


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★患者さんのための3つの宣言実践医療機関登録事業★

  この事業は、埼玉県医師会と埼玉県で実施しています。医療機関が自らインフォームド・コンセント、診療情報の開示、セカンド・オピニオンへの協力について宣言・実践することで、患者さんとより良い関係を築くことが目的です。登録をお願いします。申請用紙は埼玉県医師会ホームページをご確認下さい。
※問合せ:医事・福祉課(TEL 048-824-2611)


★★ 役員会議等の資料について ★★

 役員会議等の資料を埼玉県医師会ホームページの会員ページ (http://www.saitama.med.or. jp/kaiin/bunsyo/index.html)に掲載しています。トップページの会員向けページ「郡市通知事項」からも閲覧できます。(会員ユーザID、パスワードが必要) ※問合せ:総務課(TEL:048-824-2611)

★★★団体定期保険の加入者募集中 ★★★

 加入対象は65歳までのA1、A2Bの先生方です。この生命保険は先生方に大変有利な内容となっておりますので、是非ご加入下さい。
※問合せ:医事・福祉課(TEL 048-824-2611)