第556号

埼玉県医師会臨時代議員会速報

 令和3年3月11日(木)、埼玉県県民健康センター2階大ホールにおいて、第173回埼玉県医師会臨時代議員会(出席代議員数 152)が開催された。東日本大震災への黙祷の後、金井会長が挨拶に立った。

□金井会長挨拶

●お忙しい中、またコロナ感染が続いている中に出席いただき大変ありがとうございます。
 今回の開催に当たり、会場に集まって行うことがいいのか、他に方法があったのではないかというご意見を頂戴しました。
代議員会開催の準備には少し時間が必要です。本日の代議員会は、緊急事態宣言が解除される後の開催であるとして、全理事会で日時・場所・次第等を決め、それに沿って準備を進めてまいりました。しかしながら、緊急事態宣言解除が2週間の延長となり、緊急事態宣言下での開催ということになりました。ご意見を頂戴したとおりであり、延長になった時点で再考するべきだったのかなと思っております。今後そのようなことがあったときには、どんなに短い期間でも慎重に考え、一番いいであろう方法を選択させていただきたいと思っております。

 今回は、そういうご意見がある中で開催させていただきました。ご了承いただきたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症について今大変問題になっているのは、英国、南アフリカやブラジルの変異株です。我が国もかなり増えてきましたが、埼玉県は最も変異ウイルス株の多い県というふうにいわれており、1位か、少なくとも2位3位の県であることは間違いないところです。先週までは、埼玉県の変異株は英国株でした。ところが先週の終わり頃にブラジル株が入っているらしいということが分かってきたようです。この変異株については、まだ正確には分かっていませんが、どうも感染性が強いという話がよく出てきます。しかも、変異株がどんどん増えていくことによって従来型のものが減っていくという報告が米国においてあり、現在ニューヨークでは35%が従来型ではなく変異株に変わったということです。我が国においても、尾身会長が会見で、早晩全て変異株に変わるであろうということも言っていました。変異株がどういうものなのか追跡していくことは当然必要なことと思っております。

埼玉県では、PCR検査陽性者が少し増えています。昨年の9月、10月には、第2波が落ち着く前に第3波につながってしまったという状況がありました。これについては色々な場所で、ずっと発信していますが、今回もそれに近い形になりそうだということで、少し恐怖を感じております。

 また先生方には、ワクチン接種について大変なご協力をいただいております。これについてはまだまだ問題が残っていますが、できるだけ問題が少ない形にするため、県のコロナワクチンプロジェクトチームと検討を重ねて進めていきたいと思っておりますので、ご協力をお願いしたいと思います。
 本日は、このような中ご出席いただき、感謝申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

【議 事】

 第1号議案 令和2年度埼玉県医師会会員の会費減免申請に関し承認を求める件
 第2号議案 令和3年度埼玉県医師会会員の会費減免申請に関し決議を求める件
 第1号議案、第2号議案は、原案どおり承認及び決議された。

【報告事項】

(1)令和3年度埼玉県医師会事業計画

(2)令和3年度埼玉県医師会収支予算

  報告事項について、各担当常任理事から説明があり、会長挨拶をもって閉会した。(詳細は「埼玉県医師会誌」に掲載予定)

□お知らせ

1.第19回乳がん市民フォーラムin春日部

 日時:令和3年5月16日(日)13:00~16:20
   場所:ふれあいキューブ 1F 多目的ホールもしくはZOOM個人視聴
   テーマ:知っておきたい乳がんのリスク~安心のための正しい情報~
※問合せ先:二宮病院(NPO法人埼玉乳がんケア・サポートグループ事務局) saitama.nyugan+19f@gmail.com


=========<新型コロナウイルス感染症対策会議について>会議結果をお知らせいたします。(詳細は県医HP掲載)

◆ 第35回 令和3年2月18日(木)午後2時00分~  常任理事会構成メンバー、 県行政(保健医療部 唐橋副部長・秋田企画幹・長橋主幹)

・金井会長;本日も県の方に出席いただいている。まず現状から報告いただきたい。

・秋田企画幹;最近、緊急事態宣言の効果も出てきており、陽性率は11月くらいの水準の3.1%まで下がってきている。陽性者数は、少しずつ下がっている状況であるが、病床の占有率は高い水準で残っている。高齢者施設における感染発生施設数及び陽性者数は、落ち着いてきている。12市において実施した高齢者施設を対象としたPCR検査結果での陽性率は0.03%で非常に低かった。

・廣澤副会長;病院のクラスターが多くなっているが、原因はあるのか。

・唐橋副部長;主に持ち込んでいるのは職員が多くなっている。そこから患者さんに広がっている。

・金井会長;次にワクチンについて説明いただきたい。

・秋田企画幹;2月10日付で「新型コロナウイルスワクチンの接種体制整備に係る医療用物資の配布について」という通知が県に届いた。接種を行うにあたり、マスク等を各都道府県に配布するというもので、各郡市医師会単位に接種対象医療従事者の数により案分する形で配布したい。ワクチン接種体制の確保については、市町村は実施主体であるため、これまでの取り組みと、これから実施しなくてはならない65歳以上の接種に関し、数字をもってシミュレーションすべきということで、そのためのツールを作成し、市町村説明会で説明した。

 最後に昨日、国が都道府県向けの説明会を開催し2つの話しがあった。ひとつは接種順位が上位に位置付けられる医療従事者等の範囲についてで、埼玉は国のスケジュールに則り、接種券の印刷ができるところまできたが、国は医療従事者の定義を変えてきた。全ての助産師が対象となった。県で改めて調査し、配分をお願いしたい。2点目は医療従事者向け接種を実施するための新型コロナワクチンの配分についてで、国がワクチン確保に難航しているようである。先行接種の40万回分は確保しており、第2便も確保できる見込みといっているが、次の医療従事者等向けのワクチンが全国で1000箱と言っていた。実際の配分量は、今週の金曜に示すということである。示され次第、案を作成し相談したい。

◆第38回 令和3年3月11日(木)午後2時~  常任理事会構成メンバー: 県行政(保健医療部 秋田企画幹・大髙副課長・涌井主幹・楡井主幹)

・金井会長;本日も県保健医療部の方に4名出席いただいている。まず、PCRセンターの実施案について説明いただきたい。

・楡井主幹;発熱外来PCRセンターの実施案であるが、令和2年度は、月額契約を締結したうえで拡大した場合には、さらに実績に応じて委託料を支払う単価契約を併せて締結いただいた。令和3年度の実施案では、従前どおりの案と単価契約だけの案を用意している。昨日、郡市医師会あてにアンケートを実施し、実績や意向を確認している。

・大髙副課長;帰国者・接触者相談センター実施については、令和2年度は1日当たりの単価を積算し、月26日を想定し基本的な金額を積算した。26日やっていないところについては、日数に応じて変更している。令和3年度実施案についても同様にお願いしたい。実施したときだけということであれば、単価契約として実施日数で計算することも可能となる。実施しないということも選択肢として用意している。途中で、従来どおりの契約に変更することも可能である。

・金井会長;アンケート結果がでたら教えてほしい。次にワクチン等についてお願いする。

・秋田企画幹;まず、陽性者数の推移であるが、最近また上がり始めている。病症使用率も40%台で推移している。1都3県では、埼玉だけが少し下げ止まりから上がっている状況で、厚労省も少し心配している。

  ワクチンの状況であるが、今回の高齢者向けワクチンの配分量として、4月5日の週が1箱×2回分、12日、19日の週が5箱×2回分、26日の週は全市町村にゆくが、半箱×2回分で、非常に少ない状況である。ごく僅かなワクチンをどこに配分するのか、中々困難なため、客観指標で数値化し、検討した。ひとつは、高齢者の人口規模の大きいところに順番に配布するという方法、ただし本県は感染動向により地域に差があるため、高齢者の人口に占める陽性者の割合を出した上で算式を組み、その合計ポイントで上位から配分した。市が9団体、町村が2団体とした。使い方は、市町村と医師会で話し合っていただき、集団接種の練習的な意味合いで特定の地区の方に接種いただく等、本格化する前の試行的なものとして活用いただければと思う。それぞれの市町村が医師会と相談して実施したいということなので、地元でご相談があったら協力いただきたい。

  最後に医療従事者等向け第2弾のワクチン分配であるが、全体で400箱×2回分、本県には18箱である。今回の僅かな18箱の配付方法として、第1弾の際はコロナ対応に積極的なところを中心に各地域に1箱ずつは行き渡るように配布したが、特に急性期でコロナを受け入れている病院は、大病院が多く、病院の中の接種率がかなり低いところが多くなっている。A病院の平均の接種率は、50%程度だったが、50%に満たない病院が8病院あったため、まずそこに1箱ずつ配布したい。逆に8病院があるために地域にまわっていない状況もあり、残りの箱については、この8病院を除外して各郡市医師会のA・B病院の合算の接種率をみて、低いところから順番に10カ所配付したい。


金井会長ホットライン は下記あてに
    ファックス:048-824-3630
    
携帯電話:090-7415-2237
    E-mail:kaichou@office.saitama.med.or.jp
    



  最近のトピックス 

12万人調査、「疼痛多いが3日後に軽快」  コロナワクチン☆

※1
  新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査を行っている厚労省研究班は3月12日、厚労省の副反応検討部会と安全対策調査会の合同会議に調査の中間報告(3月11日現在)をした。
先行接種を進めている新型コロナワクチン「コミナティ」について、1万9808例をコホート調査に登録。疼痛頻度は高く、90%超の被接種者が接種部位の痛みを自覚したが、接種3日後には軽快した。

2ファイザーワクチンの保存方法で追加説明  厚労省☆

※1
  厚労省健康局健康課予防接種室は12日、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に向けて開催した自治体向け説明会で、ファイザーの新型コロナワクチン「コミナティ」の保存方法を示した。マイナス25度~マイナス15度に移し、同温度帯で最長14日間保存できるとした。併せて、1回に限って再度、マイナス90度~マイナス60度に戻して保存できるとした。

3高齢者接種時に未接種の医療者、高齢者用ワクチンの使用可  河野担当相☆

※1
  河野行革担当相は15日夕方のぶら下がり会見で、高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種が4月12日から始まることを踏まえ、それまでに高齢者への接種を実施する医療従事者自身が接種を受けられていない場合については、「高齢者用のワクチンを使って、その会場で先に医療従事者が打ってから、高齢者の接種をやっていただいて構わない」との考えを述べた。

             3医師国試、9058人が合格合格率は0.7ポイント低下の91.4%☆


(記事は 日医FAXニュース※1:R3.3.16 メディファクス※2:R3.3.15 ※3:R3.3.16※4:R3.3.17 各号より抜粋)


*次回のFAXニュース送信は、R3年4月3日の予定です。


 ==埼玉県医師信用組合からのお知らせ===============================


★★「新型コロナウィルス感染拡大に伴う特別運転資金」取扱について★★

新型コロナウィルス感染拡大による、患者減少に伴う医療機関の運転資金需要に対し、迅速かつ柔軟に対応するため、下記貸出金の取扱を行っております。

1. 貸出条件

金 額  10,000千円以内
期 間  5年以内
利 率  当初3年固定金利0.3%
措置期間 1年以内
担 保  原則なし、保証人 原則なし

2. 取扱実施 令和2年4月 1日

3. 取扱期限 令和4年3月31日(取扱期限を1年間延長しました。)

※上記以外の対応についても別途ご相談に応じさせていただきます。

問合せ:埼玉県医師信用組合融資部(TEL 048-824-2651)

※既存貸出先への対応について
元本、金利を含めた返済猶予等の条件変更をご希望の方は、埼玉県医師信用組合融資部(TEL 048-824-2651)までご連絡ください。


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  この事業は、埼玉県医師会と埼玉県で実施しています。医療機関が自らインフォームド・コンセント、診療情報の開示、セカンド・オピニオンへの協力について宣言・実践することで、患者さんとより良い関係を築くことが目的です。登録をお願いします。申請用紙は埼玉県医師会ホームページをご確認下さい。
※問合せ:医事・福祉課(TEL 048-824-2611)


★★ 役員会議等の資料について ★★

 役員会議等の資料を埼玉県医師会ホームページの会員ページ (http://www.saitama.med.or. jp/kaiin/bunsyo/index.html)に掲載しています。トップページの会員向けページ「郡市通知事項」からも閲覧できます。(会員ユーザID、パスワードが必要) ※問合せ:総務課(TEL:048-824-2611)

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