
第560号
県医師会理事会速報<5月13日>
□金井会長挨拶
●初めに、当会の前副会長 利根川洋二先生が4月30日にお亡くなりになりました。このような時期ですので、なかなか普通どおりに葬儀はできないというご家族のお話もございましたが、お通夜に参加させていただきました。中川日医会長、今村日医副会長、また、大野埼玉県知事や県選出の国会議員も何名か出席しておりました。利根川先生には当会に対していろいろとご尽力いただき、感謝するとともに本当に残念に思っているところです。心からご冥福をお祈りいたします。このようなことで大変残念なご報告でございます。
今まさにどこへ行ってもコロナのお話ばかりで、とりわけ医師会での話は全てコロナと言っていいぐらいの状況です。
最近ではワクチン接種の問題があり、日本国内が混乱している状況です。東京、大阪で大規模な集団接種をやるということですが、国内高齢者3600万人のうち東京で1日当たり1万人、大阪で5千人と接種可能人数はとても少なく、それを大々的に報道する報道機関のあり方についてもどうなのかと思っています。
もう既に県内で個別接種を始めている医療機関もあり、個別接種している先生方にお聞きすると、1日30人くらいは負担にならないと言われております。インフルエンザワクチンの接種を考えると、10月から12月の3か月間で全ての県民を対象に行われます。コロナワクチンは問診などの多少の混乱や、2回接種で回数が多い分だけ大変ですが、今度行う高齢者接種について言えば、対象は県民の4割弱です。
そこで、会員医療機関において先生方にできるだけこの接種に参加していただきたいと考えています。県から説明をいただきますが、接種料金が安いということがありましたが、国に要望した結果、接種料2,070円だったものが、時間外で2,800円、休日では4,200円になりました。休日、時間外に接種していただけたらと考えています。また、昼休みなど休憩時間がある診療所等においては、休憩時間に20人、30人に接種することは難しくないとお聞きしています。是非ご協力いただきたいと思っているところです。
これは他県の話ですが、どこかの医療機関の名前を借り、1日何百人も接種できる施設を作り大量に接種するという民間グループのようなものがあるという噂もあるそうです。医療機関がやる仕事を取っていってしまうと言う感じです。県民にとっても決して良いことではありません。したがって、埼玉県では、かかりつけ医や近隣の先生方に打っていただくのが一番いいと考えています。細かいことについてはその都度ご報告しますが、ぜひ参加いただきたいと思っています。
既に1日30人接種している先生がいる一方、ワクチンが来ない、クーポンが来ないなどという話しもあります。ワクチン、クーポンについては、行政にしっかりやってもらわなければ医師会も協力できませんので、しっかりやっていただくことになっています。
ワクチン接種は、何が何でも7月末までという菅総理のお話がありましたが、多くの医療機関に参加いただければ、7月末を待たずに完了できると考えています。先日、1都9県の医師会長で構成する関東甲信越医師会連合会常任理事会がございました。この中で、集団接種を主にやるという都県もありましたが、医師、看護師を集めるのが非常に大変だという意見がありました。そこで、その困難な問題も考え、埼玉県では診療所等でやる方向で進めていくという話をしましたが、他でもやってくれるのかなと思っています。
ワクチン接種はこれからいろいろな問題があるかと思いますが、先生方にはぜひともご協力いただきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
=========<新型コロナウイルス感染症対策会議について>会議結果をお知らせいたします。(詳細は県医HP掲載)
第43回 令和3年5月13日(木)午後2時10分~ 常任理事会構成メンバー、県行政(保健医療部 秋田企画幹 飯澤副課長、涌井主幹 利根川主査)
・金井会長;本日も県保健医療部の方に出席いただいている。現状等について説明いただきたい。
・秋田企画幹;感染動向は、PCR検査等、ゴールデンウィーク(G.W.)が明けて通常に戻ったため、検査件数も5,000件を超えてきた。陽性者数の推移は、G.W.前に心配していたほどの急増はなかったため、緊急事態宣言はぎりぎりで避けられている。
ワクチン接種状況は、現在、1日当たり12,000~13,000回程度のペースで接種していただいている。医療従事者の接種割合は、1回目が67.4%、2回目は28.3%である。
続いて高齢者向けワクチンについて、政府の支援策が示された。1つ目は時間外・休日の接種料金の上乗せである。2,070円が、時間外は2,800円、休日は4,200円で、7月末までとなる。2つ目は市町村の集団接種会場に医師や看護師を派遣した場合、その医療機関に対し、報酬とは別に医師だと1時間あたり7,550円、看護師だと2,760円支払われる。7月末までで、4月1日に遡って適用できる。また、県として高齢者ワクチン接種センターを設置するが、これはあくまでも地域の接種を優先する補完的なものである。ワクチンはモデルナ社のものを予定し、医療従事者は、全て県立病院で賄うものとする。6月1日から7月31日までを予定している。
金井会長;続いて自宅療養者等の説明をいただきたい。
・飯澤副課長;今後、患者が急増する可能性もあり、宿泊、自宅療養が増えることが想定される。その際に患者の療養時の安全性を向上させる目的で立ち上げる事業である。ポイントとして、自宅療養者のうち、軽症の方の健康観察を診療・検査医療機関やかかりつけ医にお願いしたい。2つ目は、宿泊・自宅療養者に対する健康観察の結果、少し悪化した場合、かかりつけ医の先生方に電話診療等をしていただき、薬の処方等や診療いただけないか検討している。診療・検査医療機関で検査の結果、陽性となると、保健所で入院か宿泊療養か自宅療養かを判断し、自宅になった場合、何も症状がない方については、保健所(民間委託検討中)で健康観察をし、多少症状がある方やリスク要因のある方は、郡市医師会の在宅医療連携拠点等を活用し、先生を紹介いただき、健康観察をお願いしたい。宿泊療養も症状が悪化した場合には、同様の対応としたい。協力いただく際の委託料等については現在調整している。今後のスケジュールは、まだ未確定な部分が多いが、5月下旬ごろから協力いただける医療機関を募集し、その後、契約としたい。契約形態は検討中だが、PCR検査と同じような形で郡市医師会と集合契約をできないか精査している。最後に、郡市医師会の在宅医療連携拠点であるが、そこにお願いできるかは改めて相談させていただく。
金井会長ホットライン は下記あてに
ファックス:048-824-3630
携帯電話:090-7415-2237
E-mail:kaichou@office.saitama.med.or.jp
最近のトピックス ![]()
※1
厚労省健康局健康課予防接種室は5月12日付で、事務連絡「第5クールで配布するシリンジ・注射針について」を都道府県などに出した。第5クール(5月10日の週と同17日の週配送分)以降、1バイアルから6回の採取が可能な組み合わせのシリンジ・注射針が配布されており、その具体的な組み合わせを示した。接種用シリンジ・注射針の組み合わせは4通りで、これらの組み合わせでなければ6回採取ができない場合があるため、留意するよう求めた。
※2
日医は4月28日、2020年11月~21年1月を対象に新型コロナウイルス感染症の診療所経営への影響を調査した結果を発表した。無床診療所1施設当たりの医業収入の対前年同月比は11月が98万1000円減、12月は81万9000円減、1月は119万9000円減となった。20年5月を底として徐々に回復しつつあったが、11月に再び落ち込み、21年1月まで改善しなかった。20年4月~21年1月の累計は1施設当たり1091万7000円減となった。
診療科別の入院外(外来と在宅医療)総件数を対前年同月比で見ると、耳鼻咽喉科と小児科で厳しい傾向が続いた。21年1月は耳鼻咽喉料が25.1% 減、小児科が35.8%減で、2度目の緊急事態宣言による受診控えの深刻さがうかがえた。
※3
厚労省は、新型コロナウイルスワクチン接種に関する新たな支援措置として、時間外・休日の接種費用を大幅に増額する方針を決めた。具体的には、現行の2070円を時間外の場合は2800円に、休日の場合は4200円に増額する。
※4
日医の中川会長は5月12日の会見で、全国的に拡大している新型コロナウイルスの変異株について「病態や経過が明らかではなく、新たなウイルスとの闘いだと認識したほうがよいという意見もある」と警戒感を表した。感染者数が指数関数的に急増する可能性も否定できないとし、「全国的に感染が急増する事態になれば、全都道府県を対象とした緊急事態宣言の発令も躊躇なく早めに出すべきだと考えている」と主張した。
※5
日本環境感染学会はこのほど、予防接種推進専門協議会の「おたふくかぜワクチン供給不足が見込まれる現状での医療施設における対応」をホームページに公表した。
同ワクチンを製造している武田薬品工業が同ワクチンを出荷停止したことなどを受け、医療機関へおたふくかぜワクチンの1回目接種を優先するよう求めた。
*次回のFAXニュース送信は、R3年6月5日の予定です。
==埼玉県医師信用組合からのお知らせ===============================
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問合せ:埼玉県医師信用組合融資部(TEL 048-824-2651)
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